仏・菩薩が、救済する衆生しゆじようの能力に合わせた形態をとってこの世に出現してくるという説。

インドで起こった仏教が広まり、
他の部族や他の国で信仰される神が
取り入れられる際に用いられた。

日本では神道の諸神を垂迹と考える神仏習合思想が鎌倉時代に整備されたが、
その発生は平安以前にさかのぼる。

垂迹である神と、本地である仏・菩薩との対応は、
諸説あって必ずしも一定していない。

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